「力み」について
Twitterにて「力み」について運動生理学に詳しいランナーの方達が話し合われてたので、僕も自分なりの「力み」についての意見を書きたいと思います。
今回の投稿は僕の完璧な主観なのであしからず。
昨シーズンは5000mの自己ベスト(14'50)が出せたのですが、そこまでの過程をモデルに考えて行こうと思います。
まず、話は2018年10月21日に遡ります。
この時は、日体大で5000mを走ったのですが2000mを6分で通過、きつすぎてもう嫌になりやめちゃいました。
その時のTweetを見返してみるとめちゃくちゃに落ち込んでます。返信も日本語を喋れていません。
それから5000mが嫌になり僕はハーフをやるんだい!!5000mなんて興味ないやい!となり
ペーランをやって
やって
やりまくりました
それまでの練習は5000mのレースペースで1000から3000mのインターバルかレペテーションを主にやってきたのでかなり練習の趣向が変わりました。
すると、ペーランをやることにより、なぜか徐々に5000mペースの練習の調子も上がりました。
そして、約1ヶ月後の日体大で社会人になって初の14分台
更に1ヶ月後の平成国際大学記録会でパーソナルベストを出すことが出来ました。
ここまで、ほぼただの自慢になってしまったので考察に入っていきたいと思います。
結論から言うとペーランをすることにより、5000mの調子があがった理由は、ペーランが自分自身をin controlに置く練習になったからだと思います。
「in control」とは、直訳すると「支配下に置く」的な意味になると思います。
どこで覚えたか忘れましたが、アメリカの大学はin controlを意識した練習をしていると知って、カッコいいので使っています。
「in control」を上手く表現するのは難しいですが
僕は5000mの試合では2分58秒〜3分00までin control出来ます。
10000mは3分03−05まで出来ます。
対して練習では
5000mでは3分07くらい
10000mでは3分14くらいまでがcontrol内です。
何が言いたいかと言うと、僕は5000mのレースペースの練習が苦手なので、練習ではよほど調子が良くない限り、2000mを2分58秒ペースで走るとin controlじゃなくなります。out of controlになります。
走りが制御出来ずに、力みながらもスピードを維持し走ることになります。とても疲れます。
しかしレース本番では、ピーキング等により、2分58秒のペースでもin controlにすることが出来ます。
そして僕は5000mのレースはcontrol内でないと、タイムが出ません。
たまに、見るからにout of controlのペースなのに維持できるランナーを見ますが僕とはタイプが違います。
学生の時、僕が一番尊敬しているランナーの方が「ペーランは技術練」と言っていたのを思い出します。
5000mや10000mのレースペースでレペやインターバルをしているのに試合になるとそのペースで余裕を持てないという人は、練習ではout of controlでレースペースを走る練習をしてしまっているかもしれません。
練習では距離も短くレストも取れるのでout of controlでも走れますが、試合ではin controlでないと最後まで持ちません(僕のようなタイプは)
理想はペーランの余裕を持ったペースでin controlの感覚を掴み、試合ではそれより速いペースもin control出来るようになることです。
以上、僕の経験がもしお役にたったら幸いです。