トレイルランした結果ww
今回はタイトルを2ちゃんのスレ風にしてみました。
気になってクリックしてしまった人も多いでしょう。みなさん、これがマーケティングというやつです。
冗談はさておき、これまでのあらすじですが、立川ハーフマラソンで惨敗した僕はトレイルランで足腰の強化をすると前回のブログで宣言しました。
そして早速、先週の土曜日にトレランをするために高尾山に行ってきました。
今回はその感想と一週間で起こった身体への反応を書いて行きたいと思います。
はじまりはじまり〜
先輩Sさんと友達N君と高尾山口駅に集合したのは3/16(土)の朝10時。
天気は快晴、気温も18度くらいの絶好のトレラン日和でした。
コースは高尾山口↔小仏城山の往復コース。
途中に小仏城山から相模湖まで繋がっている坂道で(30秒ダッシュ+30秒レスト)×8のアップヒルインターバルをしました。
めちゃくちゃきつかったもんで血の味がしました。
インターバルも含めると往復で20kmほど。時間とすると2時間10分くらい。
インターバル以外はペースを上げなかったこともありきつくなく、終わったあとも足にダメージはそこまで感じませんでした。
走り終わったあとは麓の温泉に入り、カレーを食べながらビールを飲んで、それはそれはいい休日でした。
(帰りの電車で寝てたら財布を落としたのはまた別の話。)
山のダメージが出たのは翌日以降。大きく分けて2つの変化が身体に現れました。
①大腿四頭筋の強い張り、痛み。(太ももの前側、外側)
→階段を下る時や、下り坂を走る時に痛いのでおそらく下りのダメージによるもの。
②足全体の「力み」
→地面を無駄に蹴ってしまっている感覚が強い。
特にジョグの時に力んでしまって違和感がある。
おそらく登り坂で力んで地面を押して身体を持ち上げて進んだせい。
①についてはある程度予測していた反応でしたが、②については予想外の反応でした。
さらに予想を越えて来たのが、①②の反応の残り具合。
通常ハーフマラソンを走って筋肉にダメージが入っても、2日3日たてば練習に支障がないくらいまでは回復します。
しかし今回の場合は、①については水曜日まで、②については金曜日まで、とほぼ一週間ダメージを引きずってしまいました。
それでは何故、今回のダメージはここまで長引いたのでしょう。
それは、トレランで普段使わない筋肉を使ったからです。月並みな表現になりますがこれに尽きます。
トレーニングには「漸進性の法則」という法則があります。
同程度の練習を繰り返すと身体が刺激に慣れてしまい、得られる効果が減少するというアレです。
この法則を知らないまでも皆さん経験的にスッと腑に落ちるのではないでしょうか。
それでは人の体は何故「刺激に慣れる」のでしょうか。僕は大きく分けて2つの理由があると思います。
①刺激に対しての予測が出来るので、神経・筋肉・脳の受け入れ体制が整う。
②繰り返される練習によって特定の身体部位が強化されて、刺激によって傷つかなくなる(傷つかないので再生もない→効果がうすくなる)
今回のトレランで僕は普段使っていない身体部位を使いました。
その部位は練習で鍛えていないため、強度も弱く深く傷つきやすいことが予測されます。
深く傷ついた細胞は深くえぐれてしまった切り傷と同じように回復に時間がかかるため、今回のダメージは一週間も長引いてしまったのだと僕は考えています。
今回はトレランという僕にとってはダメージが大きい競技をしたので顕著に反応が出ましたが、この反応は大小の違いこそあれ、水泳やバイクなどのクロストレーニングはもちろん、普段と違うサーフェスを走ったり、違う靴を履いたりしても普段使っていない部位にダメージが入っています。
上記のような練習は、様々な部位にダメージを分散出来るというメリットもありますが、使い慣れている筋肉と同じ出力で力を出してしまうと、予想以上のダメージが入ってしまうかもしれません。
また、今回僕が「力み」の感覚が抜けなくなってしまったように、身体が違う走り方の感覚を覚えてしまうこともあります。
もしそのフォームで大きな違和感を感じるようであれば、ウインドスプリントを入れたり、休んでマッサージをし、筋肉の緊張をほぐすなどして元のフォームに戻してやることが必要です。
以上を読むと、慣れていない部位へのダメージに対してネガティブなイメージを持ってしまうかもしれませんが、ダメージが簡単に入るということは裏を返せば強化の余地があるということです。
大事なのはその部位の強化が本当に目的に沿っているか、程度は適切か、ということで、今回の僕の場合、衝撃を受けとめる筋肉と地面を蹴る筋肉に刺激を入れられたことは良かったのかなと思います。そして、やりすぎはトラックの走りに悪影響を及ぼすかもしれないとも思いました。
以上長々と書きましたが、要するにトレランやったら筋肉痛なって全然治らんかったっちゅう話です。
でも普段なら流してしまうような身体の反応もこうやって言語化するのは大事だなーと思います。
引き続き書きたいことがあったら書いていくのでよろしくお願いいたします。